~宮台真司さんのアーカイブから学ぶ~
宮台さんが書かれた「14歳からの社会学」について 宮台さんの想いが語られている。
大人達は社会のルールの中で 自身の想像力を制限し子供達と接している 最近の若者は分からんという大人達も 14歳の不安を抱いた時期を思い出せば 若者に対しいろいろ思いあたることがあろう
今の14歳などの若い世代は 周到な人生設計をするという意味も よく分からないでいるだろう 先が見えない分、仕事の蹉跌、経済性、 孤独死などの将来の負のイメージがリアルになっている。
将来の不透明性に向き合わう切実な不安を抱く若い世代に対し、「14歳からの社会学」を通じて、 自分、仕事、性愛など8つのテーマについて メッセージを伝えている。
「14歳からの社会学」は、これまでの人類の歴史の中で 培われた・繰り返された思想や哲学や宗教などで 繰り返し示唆されてきた共通の本質ともいえるものを、 ふんだんに凝縮している。
社会がダメになると人が輝く 輝いた人が社会をもたらし 良い社会がまた人をダメにする 逆境時は人は自分の中に腹をくくるようになる 逆境時は自分の中に内なる光をともすしかない。
14歳の思春期も含め、大人も含め、 一番不安な時にこそ、 深くいろんなものが身にし染みわたる そういうときに 思想や哲学などのとてつもない深さを知る。 必ず染み渡っていく。
「14歳からの社会学」は、「自分と他人、「心とからだ」 など8つのテーマを書いている 今、直面している苦しみがあれば相当する テーマを読んでほしい。必ず染み渡っていく。
紀元5世紀、プラトン曰く。 すごいものが自分の周りや隣にあって、 そのすごさが自分に感染し 理由は分からないが駆り立てられてしまう こういう経験こそが最も重要な経験である
a)秩序に身を置くという立場 b)すごいと思うものに感染して駆り立てられてしまう立場 が人生の2つの柱となる 「秩序」は誰かが教えてくれる 「感染」は誰も教えてくれない
すごい人に出会いこういう人になりたい という動機が行動をおこしていく 失敗してもその先の「めざす姿」に向かう 感染による行動が力となる 「内発性」という内側から湧き上がる力
ヒーローという存在は大事。 アメリカではオバマ(当時)はヒーローだった。 子供も大人も熱狂した。 今の日本はどうか。首相はどうか。
すごい人・すごいものにたくさん接触することで 世界を触知し、世界がわかる力をすごく高める。 それが英才教育よりも地頭を高める。
子供たちに すごいものを見せてやるべき 体験させてやるべき 接触させてやるべき 親がわからないようなことでもたくさん与えてやるべき。
すごい奴になれ(エリートや一流大学出ではない)。 自分を磨け。 磨くってのは逆境に身を置くってこと抜きにはありえない
「14歳からの社会学」を読むことで a)深く生きられどんな風が吹いても 自分の中に逆境に負けない内なる光を ともすことができる b)独力で他の知見につなげ広げていくことが出来る
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