~宮台真司さんのアーカイブから学ぶ~
政治社会学の立場からSmart化テクノロジーや フィール・グッド・ソサエティという概念が
紹介されている。
FeelGoodSocietyはインフラ(汚水処理,ゴミ処理,物流等) を見えない様にし負荷を不可視化し、テクノロジーのスマート化(意識せざるシステム化)する社会に 閉じ込められたノイズのない環境
スマート化は人々を主体化(哲学的)・内面化(社会学的) させる為に行われてきた。 かつてそれは生活世界によって担われていたが これがシステムへ移行してきた。
スマート化による変化の結果として以下のとおり
善意・自発性優位⇒マニュアル優位 へ
匿名性⇒記名性へ
人格的信頼(履歴の参照)⇒システム信頼へ
入替え不可能性⇒入替え可能性へ
低流動性⇒高流動性へ
スマート化により近代の日本は FeelGoodSocietyが実装されてきた
FeelGoodSocietyは民主主義の危機を招いており、 持ちうる処方箋は再帰性(他人を通じ自己を振り返る)の 徹底しかない。
政治的な現状については 国家を草刈場(利益確保の場所や領域)とする多様な エージェントの権益追及合戦が起こっている 最大の問題点は全体性を把握している人がいない。
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